2009-10-29

ずゐぶんまへに、20代に集中的に読んだのが鮎川哲也、そして佐野洋、結城昌治だつた。佐野洋、結城昌治はハズレがない。鮎川哲也にハズレがあるといふ意味ではないが、本格ものに限らないところが違ふか。佐野洋の「幻の殺人」新潮文庫(228・used)を読む。5編の短篇が入つてゐるが、どれもその後長篇化されたものだと「あとがき」にも「解説」にもある。「光の肌」と「無効試合」は読んだやうな気がする。連続殺人、時刻表トリック、アリバイ崩し、密室トリック、ダイイング・メッセージなどに疲れたら読むといいかも。ミステリはそれだけぢやない。

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