2010-01-30

これもコミック。新田たつお「チェン爺」全3巻 小学館(247〜249・used)を読む。脳を交換するといふSF風の話。1巻だけ読んで、「静かなるドン」みたいに何十巻にもなるんぢやないかと思つて売るつもりでゐたのだが、全部で3巻だと知り、最後まで読んだ。なかなか面白い。最後のところでは、ちよつと感動してしまつた。

2010-01-25

そして遂にコナン・ドイル/延原謙訳の文庫版ホームズ全集(さう解説に書いてある)の最後の1冊「シャーロック・ホームズの叡智」新潮文庫(246)を読み終へた。これでもうホームズとはオサラバできる。まあ、こんな風にしてミステリは始まつたんだなあ、と、いい勉強になりました。すごく気が楽になつた。肩の荷が下りた感じだ。007とブラウン神父が全部揃つてるんだけど、……当分のあひだ放つておかう。

2010-01-24

コミックが続く。「新・ビッグ・マグナム黒岩先生」作・新田たつお/画・かどたひろし実業之日本社(245・used)。新だから、てつきりその続きを新田たつおが書いたと思ひ込み、買つてしまつた。が、実は違ふ人で原作だけだつた。よく見て買へば判つたのに。かどたひろし氏は知らないが、もう殆ど池上遼一。ドンの母親なんかは池上遼一的だから、勘違ひしたのかも。なかなか面白い。続きはなくて、これ一冊。

2010-01-22

一色まこと「花田少年史」全4巻 講談社(241〜244・used)を読む。題名だけは見たことがある。テレビでやつてたやうな気もする。Wikipediaによれば2002年に深夜枠(日本テレビでは火曜24:50〜)でアニメが放映されたと出てる。もつと長く続いて、何冊もあるのかと思つたがこれで全部だつた。面白かつた。何度でも読めさうだ。「め組の大吾」みたいに。絵もよい。なんで花田か。たぶん相撲の若貴時代だつたからなんだらうね。

2010-01-17

途中から、どうにもやめられなくなつてR・D・ウィングフィールド/芹澤恵訳の「フロスト気質」上下・創元推理文庫(239.240)を読んでしまつた。もう翻訳がないのに。まへの「夜のフロスト」が聖書かと思はせる厚さだつたが、さすがに今度は上下2冊。よけいなことだが、オレは上下巻、或は上中下でもいいが、1つの話が複数の巻に分かれてるのは好きぢやない。違ふ本みたいに思へてしまふのだ。ちよつとした疑問があつても別の巻になつてたら、すぐに確かめられない。まあ、そんな個人的な好みはどうでもいいが、今回も存分に楽しめた。

2010-01-04

元日からきのふまで酒井雄哉(大行満大阿闍梨)の「一日一生」(×2)朝日新書を少しづつゆつくり読み直した。新しい年の最初の本には相応しい。今年は読み掛けたままの本や、もう一度読んでみよう、読んでみたいと思ふ本を中心にし、新しいのは控え目に、を基本にする。
──再読の場合、3回以上のときに(滅多にないだらうけど)どういふ風に書けばいいだらう、と考へてゐて、「×2」「×3」といふのはどうか、と。なので、修正した。2010.01.15