2017-10-15
726.病気は脳がつくっていた
田中一・現代書林。副題「動物脳を解放すれば、健康になる!」。最近、e-クリニックといふネットの診療所、といふか相談所といふか、そこの会員になつたのだが、会員登録したら、小冊子やDVDと一緒にこの本が送られて来た。簡単に、大雑把に要約すれば、病は気から、といふことだ。治るためには、頭を抜く、脳の癖を治して感じ方や考へ方、行動を変へることで、大脳新皮質よりも古い脳、動物脳を優先させることだと言ふ。やつてみませう、少しづつ。
2017-10-10
725.スロージョギング健康法
田中宏暁・朝日新聞出版(吉岡町図書館)。ガリレオを返却した帰りに入口自動ドア付近にディスプレイされてゐたのが目について借りた。宣告以来、走ることは極端に減り、専らウォーキングだつたが、ウォーキングは実は物足りなかつた。走ることで生じる体への負担を軽くするつもりで歩いてゐたのだが、もうそろそろ走りたいと思つてゐたところだつた。たまに走つてゐたけど、月に1回とか、そんなものだつた。だから再開するに当たつて、無理のないやうに流行りのスロー・ジョグから、と思つたワケだ。ところがこれがなんとも怪しい、不可解な代物で、時速4〜5kmで走るのが目安だといふのだが、時速4kmつて1時間に4kmだよ、ペースで言ふと、1kmを15分。不断、普通に歩く速度だらう。5kmだつて、1kmを12分。やや早歩きだけど。ところが読み進むと、これでフルマラソンが走れるやうになる、と話が飛躍する。待つてよ、1時間に4kmぢやあ、フルマラソン完走までに10時間を超えてしまふでせう。ホノルル・マラソン以外は大抵、制限時間が5〜6時間だ。失格しちやふでせうに。「となりのスロージョガー①」といふコラムに60歳の男の人の例が挙げられ「だんだんスロージョギンクのスピードも上がつてきました。そして3か月後には、ついにハーフマラソン」を完走し、「走り始めてまだ5か月目」フルマラソンを走り「見事に完走」しかも「3時間42分」だつた、と。はあ?これぢやあ、ちつともスロージョギングぢやねえだろ。筆者は知つてると思ふけど、敢へて言ふと、1kmを5分以内(時速12km以上)で走らないと4時間は切れないからね。これ、けして簡単なことぢやないから。オレは1km6〜7分(時速8〜10km)で走るのが、やつと、だつたからね。スロージョギングつて、フルマラソンを早く走るための練習法なの?と聞きたくなる。だつたら、健康法なんて言はないで、きちんとさう書けばいい、サブ・タイトルでもいいよ、「いかにフルマラソンを早く走るか」と。(因みに、スロージョギング向けの靴の話で、筆者が関はつた靴の宣伝もあつたりする。)
2017-10-09
724.虚像の道化師
東野圭吾・文藝春秋(吉岡町図書館)。といふワケで、続けてガリレオを読んだ。サブ・タイトルみたいに「ガリレオ7」とある。これが7作目といふことか。長篇が3作(「容疑者Xの献身」「真夏の方程式」「聖女の救済」かな)あつて、短篇集が「探偵ガリレオ」、「予知夢」「ガリレオの苦悩」で、これが7作目か。といふことはガリレオは最新の「禁断の魔術」を除いて凡て読んだといふことだな。確か、もともと湯川学は佐野史郎をイメージしてると、作者本人の発言だつたか、文庫のどれかの解説に書いてあつたと思ふが、最近は福山雅治が湯川役なので読んでゐて福山の顔がチラ付いて鬱陶しかつた。オレのイメージとは違ふんだよなあ、と言つて佐野史郎でもないし。第三章「偽装う」には救ひがある。
2017-10-04
723.ガリレオの苦悩
東野圭吾・文藝春秋(used)。Book Offで30円で売つてゐた。ガリレオのシリーズは過去に何冊か読んでるが、もしかしたら読んだことがあるかも、と思つたが、30円なので、それなら処分すればいい、と購入。30円で購入は烏滸がましいか。カバーがない単行本だが、状態は良い。やはり東野圭吾は読ませるねえ。黒川博行もさうだけど、途中で、あれ、と思はせない。グイグイ引き込む。読みをはつてから、うーん、あそこはちよつと、と首を傾げることも偶にあるが、最後まで読ませる。続けて読みたくなる。
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