2009-01-27

年が明けてから、まだ一冊も読み終へてゐないと思つてゐたけど、さう、森恒二の「ホーリーランド」全18巻・白泉社(177〜194)を読み終へてゐたのだつた。あれはハガレン21を読んでからだから12〜15日のあひだで、そもそもの読み始めは息子が読んでゐたのを借りたので、面白さうだなと思つたのは主人公の孤立感、居場所のなさ、といふ立ち位置が身近に感じた──息子も恐らく投影してゐたのだらう──からだ。館林のBookOffで最新刊の手前まで纏めて買つて読み進めたけれども、キングつていふ薬物に手を出す怪しいヤツが出て来たり、伊沢の過去とか遡つたりして──最初ら最後まで手元にあつて一気に読んでるワケぢやないから、ハガレンもさうだけど遡るとどうも話の前後が混乱し──長引きさうだつたので、新しいのが出ると息子が買つたのを借りて読んでゐたら、意外にも予告で18巻で完結するつていふので買つたのだが、オレの印象では神代がヤンキー狩りとして土屋とか伊沢とかショウゴたちとの戦ふために鍛え、傷つけ、傷つき、立ち上がる前半が好きだ。

2009-01-12

アルフォンスが二つの場所にゐる、つていふ話の続き。「ハガレン19」のP93。キンブリーが怪しまないか、と聞くウィンリィにアルは「大丈夫、兄さんがなんとかしてくれるから」と答へ、次の場面。エドの隣に鎧のアルが腰掛けてゐる。次頁4コマ目、マイルズが「行くぞ」と声を掛け、「アイサー」とアルが答へてしまつたのを次のコマ、エドに返事の仕方を窘められて次、中にブリッグズの兵士がゐる。で、次頁の始め2コマに出て来て、それ以降は現れずに、中に入つててゐた兵士の姿でP98の1コマ目に出て来て、その後ろにアルの鎧が描いてある。意味は解る。ただここまで整合性にこだはるなら、アルの鎧を錬成する場面があつてもよかつたかな、と。見落としたかな。だつたら、謝る。

2009-01-08

たぶん暮れだつたと思ふが、「鋼の錬金術師21」と「ホーリーランド18」(最終巻)が出てたので買ひ、「ホーリーランド」は息子に先づ貸して「ハガレン21」のはうから読んだのだが、忘れてるところが多くて、止むなく20、19と遡つて読み返してる。よくわからなかつたのがアルフォンスが別々の場所にゐて、どうやら片方は、といふのはエドと一緒に行動してるはうは他の人間が中に入つてる贋ものらしいと漸く呑み込んだのだが、その経緯がどこの場面で書かれてゐるのか探しても見つからないこと。それと「まだその日ではない」とホーエンハイムが言ふ、約束の日とやらが意外に近いらしい。それはつまり物語も終りが近いといふことか。ちよつと急いでゐる気がする。

2009-01-06

まだ酒井阿闍梨の本、なかなか片付ける気になれなくて、第一章「一日一生」の8篇をときどき読み返してゐる。いまはいろんな余計なことが頭にあつて、ヘンリ・ミラーに集中できないだらう。足踏みしてる。

2009-01-03

大晦日に「一日一生」は読みをはつた。しかし、どうも力を貰つた気がしない。読みおとしてる、読み違へてゐるところがあるんぢやないか。取り敢へず暫く手元に置いてパラパラと捲ることにしよう。さて次はヘンリ・ミラーの「マルーシの巨像」だ。1/3読んでそのままになつてる「フランドルへの道」、やはり途中で挫折してゐる「1984年」を読みきつてからにしたらどうか、と頭の隅で囁く声がするのだが、……。