2012-02-25

都筑道夫「キリオン・スレイの生活と推理」角川文庫(445)ああ、面白かつた。やつと小説が読めた。かういふ面白いものなら読めるワケだ。むかし読んだことがあるやうな気がするのだが、……。と言ふのも都筑道夫には少しばかり気触れてた時期があるから。これは復刻版。もう一冊、つづきがあるがそれは復刻されてゐないらしい。安楽椅子探偵といふパターンは退職刑事のシリーズでも読める。この退職刑事シリーズもいいね。殆ど読んでる。

2012-02-14

夢枕獏「陰陽師 飛天ノ巻」文春文庫(444・used)まへのはうが断然面白い。内容が新鮮だつたせゐもあるだらう。

2012-02-10

望月峯太郎「ずっと先の話」講談社(443・used)。いまのところ唯一の短篇集だらうか。漫画つて面白いよなあ。なんでもOKだから。結末なんてどうてでもいいし、物語の整合性なんて二の次、いや度外視してるやうな気がする。江口寿史の本に似てる。

2012-02-06

望月峯太郎「ドラゴンヘッド」1〜10講談社ヤンマガKCスペシャル(433〜442・used)。←ここに「。」を付けたり付けなかつたりしてる。どつちでももいいけど。バタアシ金魚は読んだことはなく、座敷女と鮫肌女と桃尻娘しか読んでない。バイクメ〜〜ンは全部ぢやないけど読んだことがある。で、この人の絵は好きなので長いのを一つ読みたい、と思つてた。けれども、バタアシはなにせ古いから状態が悪く、これはamazonで全巻一括セットで出てたので手に入れた。面白いんだけど、かういふパニックものをなぜ書いたのだらう、といふことばかりが気になつた。二十世紀少年と連載時期が一緒なのか(あとで調べてみよう)。絵は好きなんだけど、残念ながら、もう一度通して読む気にはならないやうな気がする。