2016-09-15

678.刑事長(デカチョウ)


姉小路 裕・講談社文庫(used)。僅か300頁のミステリなのに読むのに時間がかかつた。先を読みたいといふ気持ちにならない。現在の警察機構に対する批判が随所に書き込まれてゐて、それがちよつと五月蝿いといふか、くどい。作者の批判はよく解る。が、そのせゐで話がよく見えない。半分、第五章まで読むのに半月近くかかつてしまつた。読みをへてみると、なかなかの読み応へではあつたが、岩切がちよつと極端な気がして鼻白むところもある。デレビの時代劇みたいだな、と。
続篇があるやうなので、Book Offで見かけたら買つて読むかもしれない。

2016-09-03

677.あずまんが大王 2年生

あずまきよひこ・小学館(used)。「あずまんが大王」といふ一冊本かと思つてゐたら、「2年生」があつた。「榊」さんはカッコいいね。「大阪」と「とも」ちやんは笑はせてくれるし、飛び級して高校生になる「ちよ」ちやんなんてホントにゐるのかね。眼鏡をかけた「よみ」が常識線でせうかね。いづれにしても担任の「谷崎ゆかり」先生の言動には適はない。今回「黒沢」先生のクラスから「神楽」といふ、大阪、ともに近い子が加はつた。「3年生」を見つけたら、手に入れたい。いまでも寝るまへに拾ひ読みしてゐて笑つてしまふ。女子高生を主な主人公にして、健康的な青春もののギャグ漫画です。