2009-10-09

中町信が医療関係の出版社に勤めていた頃、机を並べて仕事をしてゐたといふ津村秀介の「能登の密室──金沢発15字54分の死者」光文社文庫(222・used)を読んだ。まるで東海林さだおのエッセイばりの行替へで、あつといふまに読めた。密室殺人とアリバイ崩し。文章が池波正太郎とか、時代小説風なのだ。うまく説明できないけど。なかなか面白かつた。最後の写真トリックは要らないんぢやないの?重箱の隅を1つ。雅江がスカートでもスラックスでも大丈夫なくらゐ革のコートは裾が長いのかね。そこまでは気にしないか。初対面の人たちであり、僅かな時間だ。手に特徴があるのは作り過ぎてない?

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