2009-11-05

講談社のメフィスト賞受賞者の名前で見たことがあつた蘇部健一の「動かぬ証拠」講談社NOVELS(231・used)を読む。買つたときは11の章に分かれた長篇だと思ひこんでたので、じつくり読むつもりでゐたら、短篇集だつた。だから11編ある。いろんな意味で面白いね。確信犯的な太々しさを感じる。最後に1枚のイラストで凡ての謎解き、といふ趣向はそれほど決まつてないけど。半下石(はんげいし)といふ刑事の名前には何か特別な意味があるのか。この刑事のキャラクターもいい。「六枚のとんかつ」をusedで探すかなあ。

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