2006-07-23

35.新・世界の七不思議

鯨統一郎・創元推理文庫
「邪馬台国」の姉妹篇。こつちは古本屋にはなかつた。「ノアの方舟」辺りから飽きて来た。安楽椅子探偵ものとしても、単調だ。謎解きそのものは面白い。それは前作もさう。だけど、2匹目は鮮度が落ちて感じられるのか。アトランティスやストーンヘンジ、ピラミッド、ナスカの地上絵、モアイとは何か?といふ10代の頃にワクワクしながら友だちと語り合つた謎への答へが出て来るわけだ。しかも、意外な答へが。……でもこれは小説ぢやなくてもいいんぢやないかなあ。「邪馬台国」も読みながら、ちらとさう感じた。エッセイでもいいのでは?と。それにミステリーといふ形式でなくても。他にもいろいろたくさん書いてるみたいで、森博嗣氏のやうに。……まあ、当分、ここまでのお付き合ひ、かな。

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