2011-07-20

東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」小学館(400)を読んだ。どういふ経緯か覚えてないが、娘に読んでみるかい?といふつもりで買つたのだ。読み終はつた、といふので読んだ。なにかの賞を取つてたのと、執事とお嬢様を主役にした謎解きといふことで、ちよつと興味があつた。普通なら買つて読むことはないでせう。
安楽椅子探偵もの。アームチェアディテクティブズと言ふのとどつちが言ひ易いだろ。なかなか面白い。執事影山がお嬢様刑事の宝生麗子に大して発言する大胆なコメントが売り。曰く「お嬢様の目は節穴でございますか」。この二人の日常がもつと書かれてゐると更に良い。影山の推理は見事でも、事件はそれほど複雑ではない。

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