2009-08-05

いやあ、素晴らしい。実にいい話だ。娘の誕生日のプレゼントの一つだつたのを、読み終はつたら貸してくれ、と頼んで置いたのだ。ネットで小学校高学年の女の子にお薦めの本を検索した中にあつた。──赤川次郎「ふたり」新潮文庫(210)。小学生にはちよつと微妙に解らないところもあるだらうが、殆ど無理なく入つて行ける。このトシでも目頭が熱くなる場面が何度もあつて、それは寧ろこのトシになつたからかな、とも思つたりもした。どうせ金がなくて何も買へないだらうから、と気をまはし、上の子からのプレゼントにした積りが、あいつはあいつで紙の筒に何十本も入つた色鉛筆とスケッチブックをセットで用意してゐたから、それならそれで予め言つといてくんないと、こつちの立場がないだらうが、……。これ、大林宣彦が映画にしてるんだ、つて。知らなかつた。見たいな。

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