2016-06-06

651. 交換殺人には向かない夜

東川篤哉・光文社文庫(used)。「完全犯罪に猫は何匹必要か?」と一緒に買つたもので、続けて読んだ。「猫」のはうはいま一つだつたが、これは面白い。すつかり騙された。プロローグとエピローグがあり、人物名で章立てがしてあつたり、あれ、もしかしたら、これは中町信か、と薄々は感じてゐたのだが。劇場型と呼ぶのかね、解決部分での、謎解き早変はりは苦手だなあ。オペラとかミュージカルみたいでせう。でも、これは烏賊川市もの、鵜飼杜夫・戸村流平シリーズでは一番気に入つた。この次にもう一冊「ここに死体を捨てないでください!」といふのがあるらしい。

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