2014-11-18

587.るきさん

高野文子・筑摩書房(used)。これは文庫なら新刊があるのだが、どうしても刊行時のサイズで読みたいと思つて敢て中古を買つたのだつた。これはいい、かういふの好きだなあ。作者自身はこの作品が嫌ひなんださうだが。益々、上田としこを連想させるのだが、関連はないんだらうか。 細部が丁寧なので嬉しくなる。お、こんなところまで、といふ発見が楽しい。一通り読んでから、またパラパラと拾い読みをしてゐるうちに、結局最初から最後まで読んでしまつたのだつた。

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