2013-10-20

556.鬼平犯科帳(四)

池波正太郎・文春文庫(387・used)。このシリーズの(一)だけ活字が小さい。続く(二)、(三)は運良く新装版で、これも新装版なので活字が少し大きくなつてゐる。年には勝てなくて、昔の活字サイズは読み難い。しかし、これは読み始めたら、途中でやめられない。例へば「5年目の客」の最後で平蔵がお基地をお目溢しにするところ、「血闘でおまさを独りで救出するところ、「夜鷹殺し」の最後で粂八たちに労をねぎらうふところなど、全くもつて鬼平はカッコいいのだよ。

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