2013-03-26

玉村豊男「今日よりよい明日はない」集英社新書(529・used)いやあ、漸く新たに本を読み通した。玉村さんの本だから最後まで読めるだらう、と、きのふ読んだコミックと一緒に買つたのだつた。身の丈に合つた生活を良しとする、長い平和な時代は江戸に学べ、オレなりに要約するとそんな話。的外れでも良い。読んで意外なことが二つ。昔、江戸時代に露天の屋台で売られてゐた寿司のサイズは実は「一貫ひと口半」といはれるほど大きかつたのださうだ。小さくなつたのは終戦後なんだ、と。それと「郷に入れば郷に従え」を「田舎に来たら田舎の人のやるようにしてもらわないと(困る)」といふやうに使つてゐるのは間違ひだ、といふのだが、さういふ意味で解釈してゐなかつたので、オレも困つた。行つたその土地、その国のやり方に従へ、といふ風に理解してゐたのでね。

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