2012-03-19

中町信「飛騨路殺人事件」(×2)。出版社も記入してたけど、再読は要らないね。中町信を読み返したくなつたのは、バリンジャーを読んだから。バリンジャーとの関連は折原一の解説による。なんの解説だつたらう。調べるのが面倒だ。兎に角、ぢやあ、それで中町信の何を読まう、と以前のこのブログ記事を拾ひ読みして、取り敢へず、これを選択。途中である程度思ひ出したけど、犯人は覚えてなかつた。登場人物たちの会話に真犯人探しが振りまはされるのは相変はらずの中町パターン。刑事の発言も素人探偵並みに推測ばかりなのも、いつものことだ。断定的な推理をするから次の殺人が起ると言つてもいい。真犯人のまへに犯人扱ひされる人物のはうが動機として無理がないのでは?このダイイングメッセージは見事だと思ふ。

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