2010-07-30

漸く、櫻井よしこ「「眞相箱」の呪縛を解く」小学館文庫(314)を読了。敗戦後、GHQが3年間にわたり日本人に対して行なつた情報操作ラジオ番組「眞相箱」をめぐるノンフィクション。軍事作戦についてのページが長いので手間取つてしまつた。アメリカが正しく、日本の帝国主義は悪だ、といふ「常識」は、実は洗脳されてゐたのだ。真珠湾攻撃もさう、南京大虐殺もさう。戦争を集結するために原爆投下は仕方なかつた、なんてことは大嘘だし、東条英機が戦争を始めたなんてことも出鱈目だつた。メディアの流す「常識」は一度疑つたはうがいい。P370当時、朝日新聞の編集局長だつた細川隆元(日曜の朝だつたかなあ、もう一人の爺さんと言ひたい放題だつたテレビ番組があつた気がする)は自著で、終戦の5日前に政府情報局総裁の声明で戦局は最悪の状態だと知りながら、新聞報道せず、徒らに戦意を煽る記事を書きつづけたといふ。かういふ連中がゐたんぢやあ、マスコミなんて信じられない。新聞は特に要注意。

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