2015-12-23

635.もひとつ・ま・く・ら

柳家小三治・講談社文庫。いやあ、また笑つてしまつた。アハハ〜クスクスまで。仕事でイヤなことがあつても、寝るときに枕元で読んでクスクスやつてるうちにそんなことは忘れて眠れるくらゐ面白い本でした。Amazonのレビューにもあつたけど、「笑子の墓」これはいい話ですね。挙げたら、これもこれもとなつてしまふけど、おしまひのはうの「バソコンはバカだ!!」にかういふところがありました。
パソコンはどうバカなのか。
「パソコンはね、言われたことしかわからない。」「われわれ人間はね、一を知って十を知る。」「パソコンは一を知ったら一しか知らない。言われたことしかわからない。」「あたしよりすぐれているとこはたった一つ。一度覚えたら忘れないってこと。」「つまりパソコンは知恵はないの。」「いくら物覚えがよくても知恵のない人はバカってんですよ。」
その通りですね。ここまで打ち込むあひだにどれだけ変換に梃子摺つたか。どうしてさういふ変換するかなあ、つて。候補の最初にこれが出るかい?の連続。でもまあ、これで打たないと記事が書けないんだから仕方がない。
因みに解説は小沢昭一でした。
※ 蛇足ながら、小三治師匠の喋りのおしまひのところに、よく対談なんかにある(笑)と書いてあるけど、(爆笑・拍手)といふのもあるので、どうもこれは客席の笑ひのやうです、紛らはしいんですが。

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