2012-01-29

睦月影郎「杜をぬけると」宝島社文庫(432・used)いはゆる官能小説。アポリネールの「若きドン・ジュアンの冒険」(題名が違ふ?)とか「ファニー・ヒル」(吉田健一訳)とか読んでるので、かういふ小説ははじめてではないが、日本のものでは初めてかな。祠を抜けたら400年まへの江戸初期で、といふSF的な展開の官能小説。面白かつたけど、性行為の描写のところ、コピー&ペーストで枚数稼げるんぢやないかと思はせる部分が幾つかありました。もつといろんな人が書いてゐるので読んでみたいと思つた。因みに、なんで睦月影郎かと言ふと、偶然wikipediaで知つたのだが、生年月日が同じなので機会があつたら読んでみたい、と。で、これも偶然BookOffで見つけたもので。

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